ボツリヌス療法について
院長の池田です。
ついにGWも終わりましたね。みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか?しばらく、連休はありませんが、がんばっていきましょう!!
さて、今回はボツリヌス療法について記載します。
ボツリヌス毒素と聞くと少し怖いイメージがあるかもしれません。ご存じの方もおられると思いますが、地球上最強の毒素ともいわれており、1gで1,000万人もの命を奪うことが可能と言われているそうです。ボツリヌス毒素は強力な筋弛緩剤でありますが、そのことを応用して、ボツリヌス毒素を低濃度に調整して用いるのが、ボツリヌス療法です。
ちなみに、よくボトックス®と聞くかもしれませんが、ボトックス®は商品名であり、ボツリヌス毒素を用いた治療そのものを指すわけではありません。
ボツリヌス療法では、狙った部位の筋肉を弛緩することが出来ますから、美容の世界ではしわ取りや汗を抑えることなどに使われています。歯科では歯ぎしりや食いしばりが強い方に対して、筋肉を弛緩させることで、症状を緩和するために用いられています。
この歯科におけるボツリヌス療法のアップデートのために、去る4月24日に著名な先生のセミナーを受講してきました。
セミナーの中で私自身もボツリヌス療法を施術してもらいました。
結構夜間の食いしばりがあり、朝起きたときにこめかみ付近が痛いことがあるので、以前にもボツリヌス療法を受けたことがあるのですが、簡単にその経過を書きます。
施術2~3日後は痛みもほとんどなく、筋肉の変化も感じません。4,5日してくると、咬筋が動きづらくなるのを実感し始め、硬いものが少し食べづらくなりますが、通常の食事に関しては問題ありません。朝起きたときのこめかみの痛みから解放されてることを実感できます。2週間程度たつと、触ってみても明らかに筋肉が小さくなっていることを感じることが出来ます。効果は3ヶ月前後続く場合が多いです。
以上簡単ではありますが、私が実際感じたことになります。
もし、歯ぎしりや食いしばりでお困りの方やボツリヌス療法にお困りの方がおられましたら、スタッフまでご相談いただければと思います。
※ボツリヌス療法は自費診療になります。妊活中、妊娠中、授乳中の方への使用は禁忌となっております。その他の注意事項に関しましては、実際問い合わせいただければと思います。