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顎関節症について

ブログ

今回のブログは院長の池田が担当です。

最近、顎関節症を主訴に来院された患者様が何人かおられたので、顎関節症の治療について、ブログを書きたいと思います。

顎関節症が原因で来院される患者さんの多くは、顎が脱臼された状態(関節円板の転移)でやってきます。脱臼と聞くと恐ろしく聞こえるかもしれませんが、人口の20%近くの方が顎関節症になっているという論文もありますし、みなさんが重症というわけではないのでご安心を。

まず、脱臼された状態で来られた患者さんにたいして、脱臼した顎をもとに戻す処置(関節円板の整復処置)が必要となります。下図参照。

整復した後は、ナイトガード(マウスピース)を装着してもらい、顎関節を安定させる必要があります。ナイトガードだけでも、顎関節が安定する場合もありますが、当院では必ず整復処置を行ってから、ナイトガードを装着してもらうようにしています。

 

ただナイトガードだけではよくならない方も一定数います。

そこで最近もう一つの治療法を導入しました。

それはボツリヌス毒素を用いた治療です。ボツリヌス毒素を用いることで、強制的に咀嚼筋の緊張を緩めることが出来ますから、ひいては顎関節症の緩和につながります。

写真はボツリヌス毒素を用いた患者さんの一例となります。

咬筋を緩めることで顎関節症の症状を緩和することが出来ました。

 

歯科池田医院ではきちんとした診断の元、さまざまな治療法で顎関節症に対してアプローチすることが可能ですので、気になる症状がある方はお気軽にお声かけ下さい。

 

P.S.

このブログ用の都合の良いきれいな写真があるなと感じられた方がおられるかもしれませんが、たまたま最近、幼稚園・小学校・中学校・高校の同級生の田中君に病院のいろんな写真を撮ってもらいました。近々ホームページも更新していく予定なので、お楽しみに。