オペ見学
院長の池田です。
僕がブログの投稿を忘れていたので、今週は2本目の投稿です。
少し前になりますが、山口県の僕が師としている先生の所へ、オペ見学へ行ってきました。
医療は日進月歩と言いますが、日々診療しているだけでは情報収集は出来ませんので、時には外部に出向いて情報や技術の向上に努めています。
話は少し変わりますが、コロナ禍で歯科界もオープンソース革命がかなり進んだのではないかと思います。オープンソースは食べ物の話では無いですよ!!ソース=情報源です。
分かりやすい例を言うと、プロ野球界のダルビッシュ投手でしょうか。今までプロ野球のピッチャーは変化球の握りや投げ方などは隠すことが一般的でした。自分だけの技が流失してしまうと、自分がその世界で通用しなくなる可能性があるからです。
しかし、ダルビッシュ投手はその情報を惜しむことなく、YOUTUBE等で公開しています。そのようにすることで、プロ野球界全体のレベルも上がりますし、結果として切磋琢磨することで自分のレベルの向上にもつながっているという状態です。
歯科界でも、コロナ禍で様々な治療の情報は後退していくのかなと思っていましたが、実際には逆で、インターネットを通した情報発信が活発になり、今まであまり表に出てこなかった情報もどんどん出てくるようになり、オープンソース革命が起こり、結果として歯科業界のレベルは上がっていったように思います。
そして、話は戻りますが多くの情報があふれかえっている状態になっていますが、その中でもやはりリアルの現場を見ることの重要性もあり、診療を1日にお休みをいただいて、オペ見学へ行ってきました。
今回学んできたのは、歯周病や矯正治療によって歯肉退縮した部位の再生療法です。
今までの、歯周病の再生療法の常識は、今ある歯ぐきの高さまで、骨を再生させて現状維持を図るものでした。ですので、一度下がってしまった歯ぐきの再生は出来ないというのが常識となっていました。(部分的な根面被覆は、再生可能でしたが。。。)
そして、新たに発表された術式では、一度下がってしまった歯ぐきも再生できるというものです。なぜこのようなことが可能になったかは、リグロス® という薬剤も関係しています。細かい話は割愛しますが、興味のある方は、いつでも質問していただければと思います。
今後、歯ぐきの再生療法はどんどん進化していくと思いますので、歯肉退縮で困っておられる方は、一度相談いただければと思います。
オペ見学のあとは、僕の師である先生にフグ料理の店へ連れて行ってもらいました。
オペ見学もさせてもらって、おいしいものも食べさせていただいて、至れり尽くせりで大感謝です。
フグというものは、今までの人生でほとんど食べたことは無かったですが、おいしいものですね。
先人たちが命を懸けてまで食べていた理由が分からないでもないです。
それでは、今後も情報に取り残されないようにがんばってきます。
あと2月26日に吉備路マラソンに出場しますので、みなさま応援よろしくお願いします!!