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疫病の収束を「願う」??

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今回のブログは院長の池田が担当です。

5月15日の19時半ごろ、我が家の近くで大きな爆発音が幾度もなく続き、これは何事か!!と家の外に出てみると、新道山(花尻)の方から花火が上がっていました。

新型コロナウイルスで自粛の空気が流れている中、誰かのいたずらなのか、粋な計らいなのか、狐につままれるような気持ちのまま、2分ほどでこの花火大会は終わりました。個人的には、重苦しい世の中の空気の中、ありがたい気持ちとなりました。

翌日の山陽新聞にこの花火に関する記事が載っていました。一部抜粋しますと、東京の隅田川花火大会の起源が江戸時代の疫病退散と伝えられていることから、花火師の方が黒住教の協力を得て、収束を願う祈願祭の後、約2分間にわたって花火を打ち上げた、とのことです。(写真は山陽新聞の記事より拝借)

また、これとは別件で母親が妖怪アマビエの和菓子を購入してきてくれました。妖怪と言うと聞こえは少し悪いですが、アマビエは上記の写真の通り疫病を振り払ってくれる、ありがたい妖怪とのことです。

いつの世も、目に見えぬ恐ろしい疫病に対して、人類は収束を願ってきました。しかし「願う」という言葉は、裏を返せば解決策が見つからない状況を暗に意味しています。これだけ科学が進歩した現代でも、我々は願うことしかできないのでしょうか。いえ、そんなことはないと思っています。2020年5月23日時点で、新型コロナウイルスの抑え込みに、かなり成功していると思います。それは医学の発展と情報伝達網の発達によるところが大きいでしょう。詳細は割愛しますが、100年前に起きた新型インフルエンザのパンデミックと比較すればその差は歴然であると思います。

最後に、歯科医師として、歯科池田医院としてできることは限られていますが、口腔内の健康を保つこと、きちんと食事を取ることで免疫力を高られること、に寄与することが、我々の最善と考えています。歯や健康に不安を抱えている方は秋までに一度歯科を受診することをお勧めします。(当院でなくてもよいので、検診を受けましょう!!)